FOMC
本日は米国でＦＯＭＣ(※)が行われ、会議後にＦＦレートが発表される。間違いなく25bpの利上げであろう。マーケット予想も同じく25bpの利上げで一致している。
当然ながら、注目はＦＯＭＣ後に発表される声明文である。２年前の春ごろから続いてきたＦＦレート引き上げが最終局面に近づいており、声明文にそれを示唆する文言が盛り込まれるかが注目されている。
個人的には、玉虫色決着だと思っている。バーナンキ議長は利上げを止めたがっているが、前グリーンスパン議長と違ってマーケットとの意思疎通がうまくいっていないため、なかなか本音が言えない。
どちらにしても、とりあえず利上げは間違いないであろうから、ＦＦレートは５．２５％とかなりの水準だ。これだけ日米金利差があると本格的な円高にはなりにくい。今回の利上げを受けて、ドルのスワップポイントもさらに引き上げられることになる。ちょっとしたボーナスチャンスだ。
(※)アメリカの中央銀行である米連邦準備制度理事会(ＦＲＢ)が年８ 回、定期的に開く米金融政策の最高意思決定会合。
