2006-07-01から1ヶ月間の記事一覧

仕込み処

仕込み処やはり週初めからNYの流れを受け継いで円高になっている。昨日はドル円で113円、NZドルで73円あたりが買い場だと指摘したが、NZドルはその近くまで下がってきた。明日の日本時間の夜に米国のISM指数が発表される。当該指数は、米国の景気の先…

米国GDP

米国GDP4-6月期の米実質GDP成長率は+2.5%にとどまった。事前の予想は+3%だったので、かなり減速傾向のはっきりした内容であった。個人消費はもとより、今まで堅調とされてきた設備投資もかなりの減速を見せている。この結果を受けてNYダウは大幅に上昇した。…

ベージュブック

ベージュブック米国の地区連銀が持ち回りで全米の経済の状況を報告するベージュブックが発表された。全体的に景気減速が見られるとのことだ。特に消費の減速がやや鮮明になってきた。米国のGDPの7割は消費である。消費が減速することは、ほぼイコールGDP成…

ちょっとした金利差相場の再来

ちょっとした金利差相場の再来昨年末の金利差相場のバブルがはじけて、今年はドル安&高金利通貨安の予想がほとんどだった。年初からしばらくはそんな感じだったが、ここにきて金利先高感のある通貨が再度買われている。豪、英を中心にここのところ結構な勢…

FXでのテクニカル

FXでのテクニカル今日はマーケットで気になることは何もなかった。ので、ちょっとばかりテクニカルな話をしたい。普段はほとんどテクニカルは気にしない。信じられないことに、金融機関でもごくまれにチャート命みたいなところがあるが、ほとんどは顧客への…

英国は利上げバイアスに移行

英国は利上げバイアスに移行金曜日に発表されたイギリスの実質GDPは前期比+0.8%となり、前期の+0.7%から加速した。イギリスは他の先進国と景気のサイクルがズレている。米国や独国がこれから景気減速局面を迎えるのに対して、イギリスはこれか…

有事のドル売り

有事のドル売り昨日は、「有事のドル買いなどあり得ない」と書いたが、今日は早速ドル売りが来た。イスラエル軍による地上戦が拡大しているようだ。なぜかドルにつられて、対円でユーロ、NZドル、豪ドルなどが売られている。あわてる必要はないが、NZドルは…

レバノン情報②

レバノン情報②昨日のコメントを書き終えて更新し終わった後、Yahooのトップページを見たら、イスラエル軍によるレバノン侵攻のニュースが出ていた。さらに、今回のドル高は続かないだろうと指摘したとたん、日付をまたいでドルがかなり下げていた。レバノン…

レバノン情勢

レバノン情勢中東情勢が不安定だ。日本ではいまいち実感がわかずやや楽観的なとらえ方をする人が多いようだが、自体は結構深刻だ。具体的にはイスラエルがレバノンに侵攻する可能性がある。と考えるのは以下のような動きがあるからだ。 イスラエルが予備兵を…

NZドル急騰

NZドル急騰NZドルが急上昇している。これは、ニュージーランドのインフレ率が4.0%に達し、利上げ観測が台頭したことが原因だ。現在NZの政策金利は7.25%だが、ここから利上げとなると相当な金利水準だ。2週間くらい前に、「NZドルの調整局面は買いだ」と書…

日銀利上げ

日銀利上げ昨日は予想通り日銀による利上げが実施された。通常であれば利上げイコール通貨高だが、悲しいかなここ3日間はほとんどの通貨で円が売られている。たしかに日本は利上げしたが、世界を見渡せば多くの国が利上げ局面である。普通は利上げが始まる…

FXで勝つ戦略 〜具体編②〜

FXで勝つ戦略 〜具体編②〜今日は為替証拠金で勝つ戦略の2回目だ。昨日の続きの3点目として、③クロス円での他通貨レートとの相関が低い、ということであるが、これは、ポートフォリオ全体の為替変動(ボラ)を抑えるということである。それぞれに相関の低い…

FXで勝つ戦略 〜具体編①〜

FXで勝つ戦略 〜具体編①〜先日は為替証拠金で勝つ戦略のさわりを紹介した。5点ほどポイントを挙げたが、今日はそのうちの2点について解説する。まず1点目は、①金利が高い、であるが、これはご存知のとおり政策金利が高いほど為替証拠金におけるスワップポ…

雇用統計が下ブレた!!

雇用統計が下ブレた!!いよいよ米国経済の減速が来たようだ。先ほど米国の雇用統計が発表された。注目された6月の非農業部門雇用者数の前月比は12万1000人の増加だった。3日前にADPという民間の会社が30万人を超えると試算したが、大はずれだ。…

プロの為替会議

プロの為替会議今日のマーケットは特段興味をそそるようなネタがない。仕方がないので、私のようなファンドマネージャーの会議はどんな感じで行われるのか、特に為替会議について少し紹介したい。為替を考える上では大きく5つくらいのポイントがある。 金利…

テポドン

テポドン北朝鮮がミサイルを発射した。日本株も円も売られた。数年前も同様の事件があり、そのときはマーケットへの影響は一時的であった。今回も一時的であろう、というのが今のところの日本のマーケット参加者の共通認識だ。しかし、前回よりも今回は深刻…

日銀考察

日銀考察利上げ間近の日銀について、教科書的な話ではなくプロの視点で考察してみる。村上ファンドにへの拠出問題でどたばた劇を演じている福井総裁だが、日本株に投資している欧米のヘッジファンドは驚きとともにあきれ返っている。といっても、福井総裁に…

日銀短観と米ISM

日銀短観と米ISM今日は日米で共に重要な経済指標が発表された。日本では、日銀短観だ。4半期に一度のサーベイで、今回は横ばいもしくは若干の低下が見込まれていたが、蓋を開けてみれば強い内容だった。特に設備投資関連が強く、今回の結果により今月の利…

為替証拠金で勝つ戦略①

為替証拠金で勝つ戦略①今日は為替の証拠金で儲ける際のコツについて伝えたい。証拠金取引をする際のメリットはなんといってもスワップポイントだろう。レバレッジがかかっているために諸刃の剣であるが、海外諸国との間でこれだけ金利差が開いているときには…

インフレ懸念後退 ドル下落

インフレ懸念後退 ドル下落米国の5月のコア個人消費支出(PCE)価格指数は、前月比で+0.2%と落ち着いた上昇となったことから、インフレ懸念が後退し金利先高感も後退した。マーケットのインフレ懸念というかインフレ期待がここ数週間で強まっていた…