米国GDP

米国GDP

4-6月期の米実質GDP成長率は+2.5%にとどまった。事前の予想は+3%だったので、かなり減速傾向のはっきりした内容であった。個人消費はもとより、今まで堅調とされてきた設備投資もかなりの減速を見せている。

この結果を受けてNYダウは大幅に上昇した。景気減速を示す指標で株が上昇するのは奇妙な現象だが、今は、景気減速→利上げ打ち止め→景気失速回避→株価上昇、というとらえ方をされている。たしかに、米国の潜在成長率が+3.2%ぐらいなので、GDP成長率が+2.5ぐらいで推移し、いずれまた上昇してきてくれる分には、それほど都合の悪い話ではない。

GDPの発表を受けて、為替はかなりドル売りが進んだ。現在1ドル=114.63円あたりだが、東京マーケットが開けば(月曜の朝)、やはり少しはドル安の流れが続くだろう。

ただ、今週はISMや雇用統計を控えており、それらの指標で流れが反転する可能性が十分にある。
米ドルは1ドル=113円、NZDは70円あたりならぜひとも買いたい水準だ。

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