米国の住宅動向2

米国の住宅動向2

昨日は、米国の住宅価格の伸び率と消費の伸び率はリンクしており、足元の住宅市場が懸念されることを指摘したが、目先はやや警戒的に見ておいたほうがよいという、もうひとつの証拠が直近の住宅サーベイだ。50が良し悪しの分岐点だが、現在も急低下を継続し、32まで下がった。これを住宅販売と並べてみると驚くほど一致する。つまり、正確に住宅市場の動向を示している。

今日は特段の理由は見当たらないものの、円高が進んだ。短期的には円安が過熱していた感がある。FXで外貨を買っていた人は相当儲かっているはずだし、できることなら一旦ポジションを軽くしてもいいかもしれない。

敵を知りFXの本質を知れば・・・

米国の住宅動向

MrYen2006-08-16

米国の住宅動向

米国の住宅市場が懸念されている。なぜなら、ここ数年、住宅価格の上昇により消費が伸びるという構図があったからだ。右図を見ると明らかなように、住宅価格の伸び率と消費の伸び率はリンクしている。足元で住宅価格は前年比若干のプラスであるが、まもなくマイナスに転じるのはほぼ確実だろう。在庫がたまり、住宅業者の先行き見通しも極めて暗いからだ。

米国は移民や30代、40代の住宅を購入する可能性の高い世代のボリュームが多く、中・長期的には心配ない。ただ、目先はやや警戒的に見ておいたほうがよい。


MrYenに一票お願いします

靖国参拝

靖国参拝

小泉首相靖国神社を参拝した。外人投資家にとっては既に織り込み済みであり、為替マーケットでの反応も限定的であった。小泉首相はもはや去り行く首相で、今後の焦点は次期首相の脇を固めるブレインの顔ぶれだ。

次期首相は小泉さんのように米国と蜜月関係を継続することは難しい。とすれば、経済的には中国と親密にするしかない。インドはまだまだ日本のGDPを押し上げるほどの影響力はない。これは足元の日本企業の決算をみれば明らかだ。

外人投資家は、次期閣僚人事への注目が非常に高く、中国へのタカ派姿勢の強い人が選ばれた場合には、株も円も売られるだろう。日本にいるとなかなかこういった感覚を持ちにくいが、これがグローバルな投資家のコンセンサスだ。

FXのはじめ方

ユーロ圏GDP

ユーロ圏GDP

4−6月期のユーロ圏GDPは前期比+0.9%と、2000年第2四半期以来となる6年ぶりの高い伸びを示した。マーケット予想の+0.7%も上回った。

これを受けてユーロが買われている。確かにユーロ圏は循環的な経済成長局面にあり、足元の景気が強いのは事実だ。ただ、4−6月期はW杯による押し上げ効果があり、基調的な伸び率はもう少し低いだろう。独景気の先行指数であるZEWやIFO指数はすでにピークアウトしている。また、独では来年大幅な増税も予定されている。

長期的にはユーロ強気だが、もうかなりの水準だ。あわてて買う必要もないだろう。

FXのつぼ