海外注目指標と日本の機械受注
海外注目指標と日本の機械受注
注目の海外2大イベントの結果が出た。
昨日の指摘通り米国では利上げなし&若干のドル強含みだった。英インフレレポートも予想どおりややタカ派だった。インフレを抑えるには若干の追加利上げが必要とのこと。ただ、マーケットでは、利食い売りの玉と今までのショートカバーがぶつかりあって、ポンドは膠着している。残念ながらボラの高い展開とはならなかった。
今日は日本の機械受注が発表された。6月機械受注統計は前月比+8.5%増、相当ハイレベルな伸びだ。これだれ設備投資が強くてもほとんど円高にならないのは、毎回指摘しているとおり、海外との金利差が大きいからだ。
私が思うに、この国は金利が低すぎる。異常だ。金利が高すぎるのも問題だが、金利が低すぎると損をするのは国民だ。この損をどこかで取り戻さないと割りに合わない。
低金利の損は低金利の仕組みを逆手にとったFXのスワップでまかなうのが一番だと思う。
そのために、少しでも興味のある人は、当サイトのコメントや左記の「オススメの本」、また、下記のサイトで勉強してFXをはじめてほしい。低金利を嘆くだけでなく、気づかないところで損を被らない工夫も必要だと思う。
8月円高 その2
8月円高 その2
昨日の続きで8月円高について。8月円高は経済的な合理性がほとんどないと述べたが、少しはある。
8月は①盆休みを前に日本の輸出企業のドル売りヘッジが活発化する。②米国債の償還・利払いが多い。 という特徴がある。①については、結構怪しい。②については、それなりに説得力はある。通常の月は、米国債の償還・利払い合わせて、400億ドル弱だが、2・5・8・11月については、ここ数年800億ドルを超えている。
これらの償還および利払いが円転されるというわけだが、それも状況によりけりだ。日米金利差が十分に大きい(2%以上)のときには、円転のインセンティブが働かず、ドルキャッシュのまま保有されるか債券へ再投資されることが多い。