2006-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ドル下落 NZドル上昇

ドル下落 NZドル上昇昨日のFOMC声明はマーケットにとってはサプライズだったようだ。バーナンキ議長がサプライズを引き起こしたというよりも、マーケットの事前の期待がそもそも間違っていた。昨日も指摘したとおり、バーナンキ議長は利上げを止めたがっ…

FOMC

FOMC本日は米国でFOMC(※)が行われ、会議後にFFレートが発表される。間違いなく25bpの利上げであろう。マーケット予想も同じく25bpの利上げで一致している。当然ながら、注目はFOMC後に発表される声明文である。2年前の春ごろから続いてきたFFレ…

NZドル下落

NZドル下落ニュージーランドの貿易収支(5月)が赤字に転じたことを材料視し、NZドルが対円で約1円ほど下落している。対円ではNZドルは時々相場の先頭バッターとなる。去年の12月にも、それまでほぼすべての通貨で急激に円安が進んでいたが、格付…

IFO景況感指数

IFO景況感指数6月のドイツIFO景況感指数は、前月の105.7から106.8に上昇し、15年以上ぶりの高水準となった。強い。たしかに欧州の景気は強い。ただし、強いのは米国や新興国などの世界景気が強いからで、欧州の内需はそれほどでもない。建設…

ドルからユーロへ

ドルからユーロへアラブ首長国連邦(UAE)の中央銀行が、同中銀の外貨準備の10%をユーロに変更すると発表した。時期は未定のようだ。最近、中東をはじめとして、中央銀行の外貨準備の分散が進んでいる。今までは、その大部分をドルが占めていたが、ド…

人気blogランキングへ

利上げ

利上げ日本がいまだゼロ金利から抜け出せない中、主要国および新興国で利上げが続いている。特に米国の利上げについては、市場予想をはるかに超えて続いてきた。まさかFFレートが5%を超えるなどとは、利上げ開始時(FFレート1%)にはほとんど考えられな…

衝撃!!

衝撃!!昨日は英国の金融政策決定会合について書いたが、なんと今日、金融政策委員のウォルトンが死去されたらしい。詳細は不明であるが、対ドルではポンドが売られている。とにもかくにも、ご冥福をお祈りしたい。

英国金融決定会合の投票結果

英国金融決定会合の投票結果今月上旬に行われた英国金融政策会合の投票結果が発表された。結果は、金利据え置きに7票、利上げに1票であった。今月からブランチフラワー氏が委員に就任し、ニッケル氏が退任した。先月の結果は、金利据え置きに6票、利上げ…

日銀総裁発言と誤訳

日銀総裁発言と誤訳今日の午後、福井日銀総裁が「早めに小刻みにゆっくりと金利調整していく」という旨の発言をしたことで一時的に円高が進んだ、ということになっている。ただし、今回の発言に驚いたのは、本邦機関投資家ではなく、海外の機関投資家である…

IMM通貨先物ポジション

IMM通貨先物ポジション投機筋のポジションを確認するには、プロならば外資系銀行のセールスに直接フローを聞くのが一番だが、IMM通貨先物ポジションでも大体のことは分かる。直近では、ドルのショートポジションが縮小している。G7声明以降の不均衡をテーマ…

粘り強い米国経済

粘り強い米国経済6月の米ミシガン大消費者信頼感が82.4と前月から上昇した。つい先週までは、新規失業者申請件数の増加傾向やISM指数の低下傾向などから、米経済の先行きは悲観一色であったが、ここにきてNY連銀指数、フィラデルフィア連銀サーベイなどの指…

ポンド上昇

ポンド上昇ポンドが上昇している。英財務相が「今年下半期の経済成長率が加速する」と発言したようだが、米国をはじめとして下期は景気減速する中、英国の相対的な景気の強さが注目されている。ヒストリカルには、世界景気が加速する局面では、NZドル・豪…

欧州の景況感

欧州の景況感 6月の独(ZEW)景況感指数が37.8と前月の50.0から急低下した。調査対象がマーケット関係者であるから、ここもとの世界株安を受けたマインドの低下であり、独の実態経済の減速を意味するものではない。ただし、ZEWはIFO景況感…