英国金融決定会合の投票結果

英国金融決定会合の投票結果

今月上旬に行われた英国金融政策会合の投票結果が発表された。結果は、金利据え置きに7票、利上げに1票であった。

今月からブランチフラワー氏が委員に就任し、ニッケル氏が退任した。先月の結果は、金利据え置きに6票、利上げに1票、利下げに1票であったが、今月に利下げ票が消えたのはニッケル氏が先月まで利下げ票を投じていたからだ。

基本的にはマーケットの予想とおりだが、一部では利上げ票の増加が期待されていたため、
今日の日本時間17時30分(発表時間)からポンドが売られた。

ただし、この動きは一時的なものだろう。住宅市場をはじめとしてイギリス経済の下期加速に向けた条件は整いつつある。今回ではなかったが、時間とともに利上げ票が増えていき、
遅くとも来年初めまでは利上げに踏み切るであろう。

急ぐ必要はないが、ポンドも下げる場面では買いを入れたい。