IMM通貨先物ポジション

IMM通貨先物ポジション

投機筋のポジションを確認するには、プロならば外資系銀行のセールスに直接フローを聞くのが一番だが、IMM通貨先物ポジションでも大体のことは分かる。

直近では、ドルのショートポジションが縮小している。G7声明以降の不均衡をテーマにしたドル売りトレンドが一服した感がある。金曜日に発表された1〜3月の米経常赤字幅が前期から縮小したとはいえ、過去2番目の大きさであったが、マーケットの反応は薄かった。ドル円に関しては、当面は金利差を背景にドルが堅調に推移するであろう。

足元のドル円レートが115円前半。為替証拠金のスワップポイントは、今のところ1万通貨あたり140円といったところであろうか。今後1年間日米金利差が変わらないという前提だが、年間で140円×365日=5万1100円のスワップポイントが受け取れる。一時的に円高に振れればドル買い妙味のある局面である。