米国経済の見方

米国経済の見方

この1ヶ月ほど、巷では米国経済の減速がテーマになっている。特に目立つのが住宅市場の軟化、それにつられて個人消費が減速していると見られている。

間違ってはいないが、ここ数年の米国は、消費>雇用所得という構図が続いてきた。つまり稼いだ以上に消費している。なぜか?それは、借金を重ねてきたからだ。そして、その借金の担保となってきたのが、住宅価格上昇による資産効果である。

足元はその資産効果が剥落し、消費=雇用所得になってきたにすぎない。そして今のところ雇用所得はそこそこ堅調だ。

問題は今後雇用所得の伸びが鈍化するかどうかだ。それを占う意味で、企業部門の景況感であるISM(今日発表)と雇用統計(今週金曜発表)が重要だ。

勝つヒントが詰まってる