米雇用統計

米雇用統計

米国の7月の雇用統計が発表された。非農業部門雇用者数の伸びが11.3万人、失業率が4.8%と比較的弱い内容だったことで、利上げ打ち止め観測が強まった。

これを受けて、米債は恐ろしく買われ、ドルは売られた。ただし、雇用者の伸びが11.3万人というのは微妙な数字で、FRBは過去の利上げ局面では、10万人を超える水準で利上げを打ち止めたことはほとんどない。

債券市場では、FFレート5.25%、10年債4.9%と、長期金利短期金利よりも0.35%も低い逆イールドといわれる状態だ。これは、マーケットが景気減速および先々の利下げをある程度折り込んだ証拠だ。

こんな環境でもドルが比較的底堅いのは、やはり日米の短期金利差が背景だ。やはりドルは113円くらいまできたら、ぜひとも買いたい。

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